本日はジモアではなく、
クリエイターとして関わった出会いのお話しを。
三國連太郎さんがお亡くなりになりました。
御年、90歳だったとのこと。
かれこれ9年前になりますが、
一度だけお仕事で撮影させていただいたことがあります。
「釣りバカ日誌」は何作が観たことがあったのですが、
私は佐藤浩市さんが俳優として大ファンでして、
どちらかと言えば佐藤浩市さんの父親(しかもいろいろありそうw)という意味で
とても興味を持っていました。
仕事は、テレビ東京の開局40周年ドラマ「新幹線を作った男たち」のポスター。
スタジオではなく、ドラマロケの合間に撮影させていただくという
タイトな撮影でした。
場所は大船の新幹線の工場兼操車場で、
控え室から出た外で短時間で撮影させてもらいました。
おそらくいままでお仕事で会った方のなかでも最も大物とも言える方。
いらっしゃったときには、もう遠くからでも分かるくらいのオーラがありました。
ほんとにオーラのある人って、実際目に見えるし、空気が変わるんです。
撮影はこちらも緊張感をかなり持ってのぞんだのですが、
実はもう驚くほど気さくな方。
写真のチェックも「うん。大丈夫だよ。任せるよ」ってくらいの
おおらかさに驚き、人としても大きさをとても感じました。
三國さんはもちろん、いままで出会って本当の大物だ!と思った方の一人ですが。
そういう方は、人間そのものとしての存在や立ち居振る舞い、
そして一兵卒のスタッフを含めた周りの人への対応がすばらしい人ばかりです。
三國さんは、このドラマで国鉄総裁の十河信二役を演じています。
ドラマもさすが三國さん、重厚感たっぷりのとてもいい役でした。
ご冥福をお祈りいたします。